DATA . 2023.1.12
形だけじゃない。本質って何だろう…
UMEHARA
ちょっとjournal寄りの口調かもしれませんが、
日頃の仕事を通して感じたことなのでnotoに書きました。
始まりの文章だけを読むと「ハっ??何言ってんのコイツ?」と感じてしまうため、
最後まで読んでいただけると大変嬉しく思います。
では、いきます!
・・・
デザインのお仕事ではよく「とりあえずカッコよく作ってください」や「この部分もっとシンプルにして、スマートにできませんか」というご連絡をいただきます。
当然その連絡の意味は重要で、見た目が良くなりますし印象も良くなります!
ただ、しっかり考えてみてください。
それは、本質ですか….?
ということで、改めて本質の意味を調べてみました。
すると、「そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素」だそうです。
最も大事な根本・性質!です。(2回言いました)
デザインとは、この本質を可視化することだと思います。
もし、「とりあえずカッコよく作ってください」や「この部分もっとシンプルにして、スマートにできませんか」の言葉の中に本質が欠けていると形だけになってしまいます。
形だけになると何が起きるかというと、企業側の「こう思われたい!」と消費者側の「こう思う!」が一致しなくなります。
極論、ダサくなります!
そうならないために、デザイナーは本質をきっちり捉え「こう思われたい!」と「こう思う!」を一致させるよう美しくします。
つまり、簡単そうに見えて実はと~~~~~~~~~~~~っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっても大変です。
圧倒的な感受性とセンス、
そして、思考力がなければ成立しない仕事なのです。
また、デザイナーはその責任を背負っている自覚とやり切る精神力がないといけません。
このあたりは僕にとっても課題となるので乗り越えなければならないことです。
「絶対にお客様を失望させない!」という想いでもって提案し、圧倒的なクオリティを創作しなければなりません。
ここで誤解をしてほしくないのが、デザイナー1人で完結する仕事ではない!ということです。
圧倒的なクオリティを引き出すためには、お客様との対話が必要不可欠なのです。
先ほどお伝えした「とりあえずカッコよく作ってください」や「この部分もっとシンプルにして、スマートにできませんか」というやりとりも対話の一つです。
あくまで対話です。
それが本質からズレていたら「ズレてます!」と伝えしますし、
逆に本質へより近づく場合は「確かにおっしゃる通りです!。想像力が欠けていて大変申し訳ありませんでした!」と伝えます。
そうなってしまう(なってしまった)理由を言語化し、コミュニケーションを取ります。
ちなみにこの対話はディレクターが担っていると思われがちですが、デザイナーもします。
案件によってデザイナーの方が多い時もあります。
この対話を通してお客様と二人三脚になり、独自性のある世界観を表現していくのです。
・・・
と、本質から派生して最後に「独自性のある世界観」というワードがでできましたが、
ここもかなり肝です!
消費者に浸透しないただ形だけの制作物には、価値がありません。
逆に上記を意識してデザインに励げめば、きっと満足いくものが出来あがります。
(長期的目標を視野にいれて、成果もしっかり出ます)
・・・
最後に色々と語ってしまいましたが、
良いクリエイティブのためには今お話した内容がとても重要です。
僕はそれを目指して今日も制作に励みます。
それではまた。