DATA . 2022.8.12
「ハっ!」と魅せられたサイト
UMEHARA
デザイナーのウメです!
最近、ハッと魅せられたサイトがあったので紹介したいと思います。
・RINGO
https://ringo-applepie.com/
・FruOats
https://shop.fruoats.jp/
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どちらもお菓子のサイトです。
ページを開いたとき、お菓子がパッと視界に入ってくるので美味しそうです。
見た目もそうですが、ページを見れば見るほど商品に対する想いが伝わってきます。
その想いがデザインに反映されているんです。
例えば、RINGOさんのサイトであれば、
アイキャッチ(=メインビジュアル)のカスタードアップルパイとりんごの写真が印象的です。
色のバランスや写真の構図(配置)が洗練されていてメインビジュアルをクリックすると製作動画が流れます。
RINGOさんは、「工房一体型」というコンセプトがあり、
ほとんどのお店がガラス張りになっていて製造工程を見ることができます。
サイトにも「工場の中に入ったようなワクワクする空間を目指しています。」とある通り、
WEBデザインにもそれが活かされているのです。
また、◯が羅列されてるのにも意味があり、りんごを現代に合わせ抽象化されています。
商品開発で行なった科学的アプローチや生産にかけた想いを象徴して、◯型になっています。
パッケージや箱(段ボール)にもデザインされていて、一貫性を感じます。
見た目だけじゃなく強い想いを込め、消費者に「美味しそう!」と感じてもらえる素晴らしいデザインだと思いました。
リニューアルや新規制作を考えている方、デザイナーの方もぜひ一度見てほしいサイトです。
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続いて、FruOatsさんのクッキーのサイトです。
こちらは特に色が気になりました。なぜ、オレンジなのでしょう?
それはきっと、「我慢しなくていい、キレイのためのおやつ」とサイトにあるコンセプトに関与していると思いました。
作り手からしたら、たくさん食べてほしいクッキーなのです。
オレンジは食欲を増進させる色です。元気が出たり、明るい気持ちにさせる効果があります。
このクッキーは低カロリーでありながら、美味しくたくさん食べれると女性に向けて発信しています。
また、製作工程をのせることで商品の期待値も上がっています。
しかし、これが茶色や黒だとした場合どうでしょう…
おそらく、今のオレンジ色より暗くなり下手をすれば手を出しづらい商品になってしまうかも知れません。
高級感を出してしまう恐れがあるからです。
同じクッキーでも、商品に対する想いやこだわりによって色を使い分けることが重要です。
より繊細になれば、どのオレンジにすべきなのか考えることも大切になります。
(オレンジの中にも何十ものパターンがあります。)
的確な配色にも試行錯誤が必要なんですね。
表層部分だけでなく、想いやこだわり(本質部分)をビジュアルに起こすことが今のデザインに求められています。
意識してきたいところです。
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以上、「ハっ!」と魅せられたサイトの紹介でした。
それではまた◎
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今回のテーマは「現役デザイナーが唸る、ハッとさせられたWebサイト2選!〜飲食店編〜」です。