メンバー紹介

僕は地元長野で有名な製造会社で社会人としてのキャリアをスタートさせました。

入社した企業は、社員数6,000人弱が在籍する企業。
オペレーションがしっかりとしていたこともあって自身の仕事領域はとっても限定的。
「この部品がどんな役割を果たすのか？」「自分がやっていることは世の中の役になっているのか？」
実感することは少なく、今思い返せば週末の予定のために働く無気力な自分でした。

安定した企業に勤めることはできたけど、いわゆる”やりがい”を感じない毎日・・

「もっと直接人と関わる仕事がしてみたい！」「自分にしかできない仕事をしてみたい」
やりがいを求めて約5年勤めた企業から転職を決意する。

「自分にしかできない仕事をしてみたい」そう思った僕は、
幼馴染の友人が立ち上げた果物の生産・販売を行う農業法人に転職をした。

増え続ける遊休放棄地をを少しでも無くし、
”りんご”をはじめとする長野の特産物を全国に届け、食卓に彩りを加えたい。
そんな志をもった同世代の仲間たちと商売を始めた。

※耕作放棄地とは、以前は耕作していた土地だが、何らかの理由で栽培を辞めてしまった土地。

耕作放棄地をゼロにする。というミッションを掲げ、確実に農地を増やすのと同時に
webを使って消費者に直接販売する「産地直送型ECサイト」に着手した。

生産から販売まで一貫して行うことは難しさもあったが
仲間たちと協力しながら課題を解決をするのは、刺激的で毎日が楽しかった。

そして、お客様からの「美味しい」という言葉は本当に嬉くて。。
徐々に農業の魅力に取り憑かれていきました。

事業として農業を行っている以上、楽しいことばかりではありません。

こだわりを持って進めてきた「産地直送型ECサイト」もコロナの後押しもあり
参入する農業関係者が増え、思ったように売れない時期もありました。

分かっているつもりでいた「何かを提供し販売することで利益を上げる」ことの難しさを肌で経験しました。

転機となったのは新商品開発時に行ったクラウドファンディングでした。

クラウドファンディングはまさに応援です。

返礼品の魅力度よりも重要なのは共感で、
自分のこれまでを伝え、理想・ビジョンを語り支援をしてもらう必要があります。

そこで初めて自分達が消費者に提供できる価値は何なのか？
自分達を最も評価してくれる人はどんな人のなのか？
本気で考える機会となり、ブランディングという考え方に触れました。

最終的には、目標達成率も1,000%以上を記録しすることができ、
達成感と共にこれまで「価格」でしか勝負できないと思っていた自分には、人生を大きく変える出来事でした。

人生を変える転機はもう一つ。
数年前、あるメディアに縁あって出演するチャンスをいただきました。

当時の僕はいろんなシュチュエーションを予想して、
視聴者全員にいい印象を持ってもらうため、取り繕う準備をしていました。

しかし、1人の友人から、みんなに好かれようとすることは、誰にも届かないことと同じであって、
結果的に軸がない中途半端な人になってしまうよ。
だから絶対にみんなに好かれたいなんて考え方はやめた方がいい。という言葉をもらいました。

確かに、自分が羨む人や理想の人物は皆、自分の軸を持っている気がする。
はっとした僕は、取り繕うことなく自分を表現することができました。

結果的に上手くいったのかは今だに分かりませんが、その友人は涙を流しながら放送を見ていました。笑

そんなこんなで、週末になればその友人の家に宿泊するという生活を半年以上続けていました。
（今思い返せばストーカー。笑）

肌でブランディングの魅力を感じていた僕はその友人に「一緒に働かせてくれ」と直談判。
その後、代表の中村さんとお会いして、トントン拍子でポケットへ入社することとなりました。

友人から上司・仲間となった、はぎーには心から感謝しています。

これは僕の考え方ですが、
売上を上げたい。利益を上げたい。良い人材に来て欲しい。
事業を前進させるために必要なのは苦労ではなく「楽しい努力」だと思っています。

人は弱点ばかりに目を向けてしまいがちですよね。

弱点ばかりに目を向けてしまえば、補うために行う行動は辛く苦しい道のりです。
苦労することが美しい。という文化は根強くあると思いますが、苦労に終わりはありません。
どこまでいっても苦しく労力がかかります。

自分たちの特徴や強みを正しく把握し「楽しく努力」できる道を進むことこそが
事業や人を前進させる方法だと強く信じています。


有名な経営者さんのお言葉をお借りすると、
「なすびはどんなに頑張ってもニンジンになれない。なすびは立派ななすびを目指すべき！」

ブランディングとデザインの力で、お客様の商品やサービスを好きになってもらえる
理想の顧客とマッチングさせ、お客様の事業を発展させたいと強く願っています。

よくも悪くも裏表がないのが僕の特徴です。
いつでも素直に誠実に皆さんと向き合い、お客様の目標・目的を達成するために走り続けたいと思います。