JOURNALジャーナル
#04 らしさを見つける -初めてのブランディング講座-
ブランディング
POSTED | 2022.04.09
WRITER | ナカムラ ヒロキ

ブランド・ブランディングについて、
分かりやすく説明する「初めてのブランディング講座」。
前回に引き続き、今回は「らしさ」についてお話をしたいと思います。
愛されるブランドを生み出していくためには、次の3つのステップが必要です。
「らしさを見つける」「らしさを表現する」「らしさを育む」です。
ブランディングで大切なのはこの順番を守ることです。
例えば「らしさを表現する」はいわゆるデザインのフェーズなのですが、
らしさが見つけないまま「らしさを表現」しようとしても表現できません。
なぜならデザイナーは何を表現すれば良いのか分からないのですから。
ブランディングに取り組もうと思ったときに、
真っ先に「らしさを表現する」から取り組むのは危険で、きちんと順番通りに行う必要があります。
なので本日はステップ1の「らしさを見つける」について解説してきたいと思います。
「らしさ」は日常的に使う言葉で、例えば会話のとき、
○○さんらしくて良いね!みたいに利用しています。
らしさとは「その人(モノ)にふさわしい様子をしていること」で、
男らしさであれば、男にふさわしい様子をしていることです。
つまりは「素の自分」であり、会社においては「会社が持っている本来の姿」、
ブランドにおいては「ブランドが持っている本来の姿」です。
ブランディングは、言っている事とやっている事に相違があるのはご法度です。
なぜならブランドイメージは人の心に繰り返し訴え続けた結果で、
ブランドに接触した際に、言っていることとやっている事が違ってしまうと、
消費者は混乱したり不信感を覚えたりしてしまうからです。
良く見せようと「らしくない姿」でブランドづくりをしてしまうと、
行っている事とやっている事に相違が生まれて、ボロが出てしまうのです。
だから自分たちが持っている本来の姿をもって、ブランドづくりをしていく必要があります。
だから「らしさ」の中に選ばれるための「独自性のある個性」が含まれている事が大切です。
「独自性」とは一般的に「強み」と呼ばれるものです。
さて、ここでひとつ質問をさせてください。
「御社の強みを3つあげてみてください」
・・・
①ワンストップで対応できる点
②ニーズにあった商品をご提案できる点
③経験豊富な点
例えば上記のような強みが出るとします。
これらの強みは実は「強み」ではなく「独自性」でもないのです。
ブランドづくりの中心にあるのは「消費者」なので、
常に「消費者」を中心において考えていく必要があり、
上記の強みはあくまで「自社の言いたい事」に過ぎないのです。
消費者から見たときにどんな強みがあるのか。
他のブランドと比較してどんな独自性があるのかを見つけていく必要があります。
深掘りすればするほどに、「強み」がない現実を知るのです。
どうしても「圧倒的な強み」を見つけ出そうとしてしまうのですが、
安心してください「圧倒的な強み」なんてないのです。
そもそもそんな強みがあれば、業界のトップを走っているはずです。
圧倒的な強みはなくても、必ず強みはあります。
これまで会社を続けて来れたのには必ず理由があり、そこに必ず強みが潜んでいるのですから。
丁寧に深掘りしながら、強みを発掘してみてください。
分かりやすく説明する「初めてのブランディング講座」。
前回に引き続き、今回は「らしさ」についてお話をしたいと思います。
愛されるブランドを生み出していくためには、次の3つのステップが必要です。
「らしさを見つける」「らしさを表現する」「らしさを育む」です。
ブランディングで大切なのはこの順番を守ることです。
例えば「らしさを表現する」はいわゆるデザインのフェーズなのですが、
らしさが見つけないまま「らしさを表現」しようとしても表現できません。
なぜならデザイナーは何を表現すれば良いのか分からないのですから。
ブランディングに取り組もうと思ったときに、
真っ先に「らしさを表現する」から取り組むのは危険で、きちんと順番通りに行う必要があります。
なので本日はステップ1の「らしさを見つける」について解説してきたいと思います。
「らしさ」とは素の自分
「らしさ」を見つける前に、まずは「らしさ」とは何かを考えてみましょう。「らしさ」は日常的に使う言葉で、例えば会話のとき、
○○さんらしくて良いね!みたいに利用しています。
らしさとは「その人(モノ)にふさわしい様子をしていること」で、
男らしさであれば、男にふさわしい様子をしていることです。
つまりは「素の自分」であり、会社においては「会社が持っている本来の姿」、
ブランドにおいては「ブランドが持っている本来の姿」です。
ブランディングは、言っている事とやっている事に相違があるのはご法度です。
なぜならブランドイメージは人の心に繰り返し訴え続けた結果で、
ブランドに接触した際に、言っていることとやっている事が違ってしまうと、
消費者は混乱したり不信感を覚えたりしてしまうからです。
良く見せようと「らしくない姿」でブランドづくりをしてしまうと、
行っている事とやっている事に相違が生まれて、ボロが出てしまうのです。
だから自分たちが持っている本来の姿をもって、ブランドづくりをしていく必要があります。
「らしさ」には独自性のある個性が必要
本来の姿を見せていこうとしても、その結果選ばれなければ意味がありません。だから「らしさ」の中に選ばれるための「独自性のある個性」が含まれている事が大切です。
「独自性」とは一般的に「強み」と呼ばれるものです。
さて、ここでひとつ質問をさせてください。
「御社の強みを3つあげてみてください」
・・・
①ワンストップで対応できる点
②ニーズにあった商品をご提案できる点
③経験豊富な点
例えば上記のような強みが出るとします。
これらの強みは実は「強み」ではなく「独自性」でもないのです。
ブランドづくりの中心にあるのは「消費者」なので、
常に「消費者」を中心において考えていく必要があり、
上記の強みはあくまで「自社の言いたい事」に過ぎないのです。
消費者から見たときにどんな強みがあるのか。
他のブランドと比較してどんな独自性があるのかを見つけていく必要があります。
圧倒的な強みなんてない
多くの会社さんがこの「独自性」という難題を前に頭を抱えてしまいます。深掘りすればするほどに、「強み」がない現実を知るのです。
どうしても「圧倒的な強み」を見つけ出そうとしてしまうのですが、
安心してください「圧倒的な強み」なんてないのです。
そもそもそんな強みがあれば、業界のトップを走っているはずです。
圧倒的な強みはなくても、必ず強みはあります。
これまで会社を続けて来れたのには必ず理由があり、そこに必ず強みが潜んでいるのですから。
丁寧に深掘りしながら、強みを発掘してみてください。
WRITED BY

Nakamura Hiroki
ブランドマネージャー1級
インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー
WEBマーケティング検定
ネットショップ販売士
WEBデザイン技能士
ドッグホリスティックケアカウンセラー
インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー
WEBマーケティング検定
ネットショップ販売士
WEBデザイン技能士
ドッグホリスティックケアカウンセラー
中小企業のための伴走型コンサルタント/23歳の時に独立、多くの失敗と少しの成功を積み重ね、3度の独立を経て営業マンゼロWEB集客のみでスタッフ数25名のデザイン会社へと成長。3つの会社の代表を務める傍ら、ブランディング、デザイン、プログラミング、写真撮影、動画制作などマルチに活動中。「ブランディングとデザインで経営は劇的に変わる」を信念に、一社でも多くの会社にブランディングとデザイン経営を取り入れてもらい、希望とワクワクに満ち溢れた会社を育てていく事を使命に日々奮闘中。これまでの経験と実体験を基に、上からではなく、横から目線での本質的なコンサルティングを行なっています。/裏テーマは「デザイン業界を変える」
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3度の起業を経験し
いくつもの失敗を
繰り返してきた
実務者だから
分かる事がある。
ポケットの代表中村は、これまで23歳で独立してから3度の起業を経験しています。
数え切れないほどの失敗をし、いくつかの成功体験もありながら今に至ります。
本質を大切にしたいという思いから、まずは自社で実験をし、上手くいったことをお客様にサービスとして提供したいと考えています。
ですので、ポケットの一番の強みは「机上の空論ではないサービスの質」であります。会社経営は本当に大変です。
そして孤独です。そんな想いも共有させていただきながら、共に成長をしていきたいと思っています。
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