JOURNALジャーナル
全ての不満を解消することはできない
仕事のこと
POSTED | 2021.12.07
WRITER | ハギワラ マサタカ

こんにちは!
ブランドマネージャー兼WEBディレクターのハギワラです。
今日は「全ての不満を解消することはできない」というテーマについてお話ししたいと思います。
僕はこれまで大企業から中小企業まで様々な規模の会社で働いてきました。
そして、新卒から1社目以降の会社ではリーダー的な立ち位置を任され、常に人材マネジメントと向き合ってきました。
時には50人を超えるチームのマネジメントも経験してきましたが、
その中で常に向き合ってきたのが、スタッフからの不満です。
スタッフからあがってくる不満…
リーダーという立場を任される様になった初めの頃はこの不満に何度も悩まされました。
不満って解消しても解消しても必ずと言っていいほど別のところからまた違った不満が湧き上がってくるんです。
これはどの組織でも同じことが起きていると思うんです。
僕はこの事に気付いてから「一つ一つの不満を解消する」ということを諦める事にしました。
その理由をお話ししていきます。
Aさんから「私はこんなに働いているのに、なぜこの金額なんですか?もっと上げてください」
こんな要望があったとします。
確かにAさんは会社への貢献度も高く、替えが効かない存在だったのでその要望に応え、
翌月からAさんのお給料を3万円アップさせました。
ここで一つの不満が解消されました。
ですが、そうするとまた別の不満が上がってきます。
今度はBさんから
「Aさんのお給料が上がったって聞いたんですけど、
私はAさんよりも社歴は長いし、仕事内容も幅広い範囲を対応できます。Aさんよりも給料を上げてください。」
こんな要望が間違いなく来るでしょう。
この時、明確な理由がなければ、給料を上げない限りBさんが「納得」することはありません。
この不満が膨れ上がると、AさんとBさんの関係が悪くなってしまうリスクがあります。
さらにはBさんが愚痴として他の人に話せば、それがチーム全体に伝染し、徐々にチームワークが乱れていきます。
不満を放置すれば、いずれ大きな問題へと発展しかねません。
それが「納得」です。
確かにBさんはお給料を上げればその場の問題は一旦解決です。
ですが、明確な理由もなく簡単にお給料を上げてしまえば、また違う人から同じ要望が湧き上がるはずです。
根本的な問題に目を向けず、目先の問題を解決するために行動していれば、
間違いなく無間地獄にハマります。
・・・
ここで本日の結論です。
「一つの問題の解決へと動くのではなく、納得を得るために動く」ことが大切なのだと思います。
もう少しわかりやすく言うと
「不満を解消できなくても、
客観的にみれば納得できてしまう理由が明確にあって、それをしっかりと伝達できていれば不満は伝染しない」ということです。
至ってシンプルな考え方なのですが、この事に気づけたことは僕にとってはとても大きかったです。
僕の失敗談を一つお話しすると、
小売業の店長をしていた頃、
店舗のオペレーション改善のヒントを得るためにスタッフさんに向けて店舗内アンケートを実施しました。
多くの意見をいただき本当にありがたかったのですが、
もちろん全ての意見に対して改善策を打つことはできません。
この時僕は改善案を打つことができない意見に対して、
納得できる様な説明を行わずにをそのまま放置してしまったのです。
それ以降、スタッフさんの心の中では「どうせ言っても何も対応してくれない」
という感情が芽生えてしまい、徐々に意見の数が減少していきました。
最終的に上がってきた意見が、
「このアンケート自体何のためにやっているのかわからない」というものでした。
これにはもう大反省!!
納得できる様な基準を設けていなかったり、説明を怠ると間違いなく不満が膨れ上がります。
今日お話しさせていただいた、「納得と解消の違い」伝わっていると嬉しいです。
今のうちから目先の不満解消ではなく、「納得」に重点をおいて対策を練ることをお勧めしたいです。
不満は永久に不滅です。
それではまた!
ブランドマネージャー兼WEBディレクターのハギワラです。
今日は「全ての不満を解消することはできない」というテーマについてお話ししたいと思います。
僕はこれまで大企業から中小企業まで様々な規模の会社で働いてきました。
そして、新卒から1社目以降の会社ではリーダー的な立ち位置を任され、常に人材マネジメントと向き合ってきました。
時には50人を超えるチームのマネジメントも経験してきましたが、
その中で常に向き合ってきたのが、スタッフからの不満です。
スタッフからあがってくる不満…
リーダーという立場を任される様になった初めの頃はこの不満に何度も悩まされました。
不満って解消しても解消しても必ずと言っていいほど別のところからまた違った不満が湧き上がってくるんです。
これはどの組織でも同じことが起きていると思うんです。
僕はこの事に気付いてから「一つ一つの不満を解消する」ということを諦める事にしました。
その理由をお話ししていきます。
不満は放置すると、伝染していく
例えば、お給料問題。Aさんから「私はこんなに働いているのに、なぜこの金額なんですか?もっと上げてください」
こんな要望があったとします。
確かにAさんは会社への貢献度も高く、替えが効かない存在だったのでその要望に応え、
翌月からAさんのお給料を3万円アップさせました。
ここで一つの不満が解消されました。
ですが、そうするとまた別の不満が上がってきます。
今度はBさんから
「Aさんのお給料が上がったって聞いたんですけど、
私はAさんよりも社歴は長いし、仕事内容も幅広い範囲を対応できます。Aさんよりも給料を上げてください。」
こんな要望が間違いなく来るでしょう。
この時、明確な理由がなければ、給料を上げない限りBさんが「納得」することはありません。
この不満が膨れ上がると、AさんとBさんの関係が悪くなってしまうリスクがあります。
さらにはBさんが愚痴として他の人に話せば、それがチーム全体に伝染し、徐々にチームワークが乱れていきます。
不満を放置すれば、いずれ大きな問題へと発展しかねません。
解決ではなく、納得にフォーカスする
今お話しした例の中でポイントだった点があります。それが「納得」です。
確かにBさんはお給料を上げればその場の問題は一旦解決です。
ですが、明確な理由もなく簡単にお給料を上げてしまえば、また違う人から同じ要望が湧き上がるはずです。
根本的な問題に目を向けず、目先の問題を解決するために行動していれば、
間違いなく無間地獄にハマります。
・・・
ここで本日の結論です。
「一つの問題の解決へと動くのではなく、納得を得るために動く」ことが大切なのだと思います。
もう少しわかりやすく言うと
「不満を解消できなくても、
客観的にみれば納得できてしまう理由が明確にあって、それをしっかりと伝達できていれば不満は伝染しない」ということです。
至ってシンプルな考え方なのですが、この事に気づけたことは僕にとってはとても大きかったです。
過去の失敗談
今回はお給料を例えにましたが、この様な場面は至る所であると思います。僕の失敗談を一つお話しすると、
小売業の店長をしていた頃、
店舗のオペレーション改善のヒントを得るためにスタッフさんに向けて店舗内アンケートを実施しました。
多くの意見をいただき本当にありがたかったのですが、
もちろん全ての意見に対して改善策を打つことはできません。
この時僕は改善案を打つことができない意見に対して、
納得できる様な説明を行わずにをそのまま放置してしまったのです。
それ以降、スタッフさんの心の中では「どうせ言っても何も対応してくれない」
という感情が芽生えてしまい、徐々に意見の数が減少していきました。
最終的に上がってきた意見が、
「このアンケート自体何のためにやっているのかわからない」というものでした。
これにはもう大反省!!
納得できる様な基準を設けていなかったり、説明を怠ると間違いなく不満が膨れ上がります。
今日お話しさせていただいた、「納得と解消の違い」伝わっていると嬉しいです。
今のうちから目先の不満解消ではなく、「納得」に重点をおいて対策を練ることをお勧めしたいです。
不満は永久に不滅です。
それではまた!
WRITED BY

Hagiwara Masataka
ブランドマネージャー1級
マーケティング・ビジネス実務検定
登録販売者
マーケティング・ビジネス実務検定
登録販売者
これまで製造業、小売業、メーカー営業と異なる業種を経験してきました。
小売業時代は徹底してマネジメントスキル向上に注力。企業全体で500店舗以上の店舗数がある中でも特に売上トップクラス店舗に店長として着任し、収益改善に貢献。
その後、機械メーカーの企業へ籍を移し、新規事業の立ち上げを任され、マーケティングやブランディング戦略を事業に取り入れる。
この時ブランディング戦略の素晴らしさを改めて肌で感じ、もっと多くの人にこの戦略を届けたいと思いブランドマネージャーに転身。
お客様にとって気軽に相談ができる伴走者となれればと思っております。
「わからない気持ちに寄り添う」をモットーとしているので、ブランディングやホームページ制作に取り組むこと自体が初めてで何もわからないという方もお気軽にご相談ください。
プロフィール小売業時代は徹底してマネジメントスキル向上に注力。企業全体で500店舗以上の店舗数がある中でも特に売上トップクラス店舗に店長として着任し、収益改善に貢献。
その後、機械メーカーの企業へ籍を移し、新規事業の立ち上げを任され、マーケティングやブランディング戦略を事業に取り入れる。
この時ブランディング戦略の素晴らしさを改めて肌で感じ、もっと多くの人にこの戦略を届けたいと思いブランドマネージャーに転身。
お客様にとって気軽に相談ができる伴走者となれればと思っております。
「わからない気持ちに寄り添う」をモットーとしているので、ブランディングやホームページ制作に取り組むこと自体が初めてで何もわからないという方もお気軽にご相談ください。
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3度の起業を経験し
いくつもの失敗を
繰り返してきた
実務者だから
分かる事がある。
ポケットの代表中村は、これまで23歳で独立してから3度の起業を経験しています。
数え切れないほどの失敗をし、いくつかの成功体験もありながら今に至ります。
本質を大切にしたいという思いから、まずは自社で実験をし、上手くいったことをお客様にサービスとして提供したいと考えています。
ですので、ポケットの一番の強みは「机上の空論ではないサービスの質」であります。会社経営は本当に大変です。
そして孤独です。そんな想いも共有させていただきながら、共に成長をしていきたいと思っています。
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