JOURNALジャーナル
POSTED | 2021.01.26 CATEGORY | ブランディング
目に見える価値、見えない価値
こんにちは、肌感で徐々にコロナの影響が少しづつ身近に迫ってきていると感じる、そんな今日この頃のナカムラです。
(´-`).。oO 早め早めの対策が必要ですね!
この仕事をしていると、頻繁に価値という言葉に出くわし、そして向き合う機会が多くなります。
価値があるかどうかの判断は、人によって異なります。
また、場所によっても価値は大きく変わってきます。
砂漠に売っている水が高いのは、価値があるから高いのです。
(´-`).。oO 砂漠に水が売ってるかはしらないが
僕らは価値の尺度を測る手段として、お金を用います。
昔は石や米がお金の代わりでしたよね。
100円の水を高いと思うなら100円の価値がないとなり、100円の水を適正or安いと思うなら価値があるということになります。
この時水を売るためには、
①水を欲しがっている人に狙いを定めてアプローチする
②水に付加価値をつけて売る
が考えられます。
どちらかといえば①の方が手っ取り早く売れそうです。
だって、目の前にニーズがあるのですから。
しかし、当然競合他社も①を狙ってきます。
だから、結局価格が安い方が売れていくので、最終的に体力勝負です。
価値には大きく分けて、「目に見える価値」と「目に見えない価値」があります。
一般的に「目に見える形」のことを「機能的価値」、「目に見えない価値」のことを「情緒的価値」という言葉で表現したりします。
物があふれているこの時代、機能的な価値だけでは他社と差別化する事は難しくなってきています。
だから目に見えない情緒的な価値で、いかに差別化するかが問われだしています。
僕らが生業としているデザインは、商品やサービスに価値を付加することができます。
これは機能的or情緒的な価値どちらかといえば、情緒的価値に含まれています。
しかし、そんな時代ももうすぐ終わるかもしれません。
デザインすら機能的な価値に含まれる可能性があると踏んでいます。
その理由は、徐々にデザインを経営に取り入れる企業が増えてくると、デザインのクオリティが良いことがスタンダードになります。
そうなってくると、デザインのコモディティ化が進み、結果的に機能的価値に含まれてしまうのではないかと思うのです。
デザインで価値をつける事が難しくなりつつあるということです。
こんなことをデザイン会社が言ってしまう事がどうなのかとも思うのですが、そんな将来の事も見据えておかなければいけません。
そうなってくると、僕らデザイナーは何をデザインしなきゃいけないのかという問が待っています。
これまでと同じように、パッケージのデザインだとか会社のロゴやホームページなどのデザインで、他社と差別化を図る事が難しくなってくると、デザイン以外の別の情緒的な価値を見つけ出し、それを表現する事ができなければ、僕らデザイナーは生きていけません。
デザイナーは”課題解決”という本質の部分に、早めに向き合っておかなければいけないと思います。
これらのことは、僕らデザイナーに限ったことではありません。
来るべき将来に備えて、いろいろと考えておきたいものです。
それでは、また明日!
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ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
23歳で独立し紆余曲折ありながらも3回の起業を経て現在に至ります。デザイン会社である株式会社アプリコットデザインと、ブランディングを主軸に"ワクワクする企業をたくさん作る"をミッションとした株式会社ポケットの運営をしています。取引先は個人事業主から誰もが知る大企業まで1000社以上。集客をお手伝いする立場であるので、まずは自社のホームページにおいて率先してWEB活用をすべきと今日も自社実験を繰り返しながら、営業マン0で年間500件以上のリード獲得に成功しています。目標はデザインとブランディングの価値をより多くの人に伝えながら、価値あるデザイナーを増やしまくる事でデザイン業界を変えたいと思っています!