JOURNALジャーナル
POSTED | 2020.12.09 CATEGORY | ブランディング
価値を貫き通す
こんにちは、立て続けに飲食関係のお客さんと打ち合わせをしたのですが、こんなご時世でもきちんとビジョンを持って前進しようとしている姿にエネルギーをもらったナカムラです。
(´-`).。oO 目がギラギラしてるナカムラ
さて、モノがあふれている現代において、他社と差別化をする事はなかなか難しい世の中です。
おんなじ性能、おんなじ見た目、おんなじ価格。
めちゃくちゃ画期的な製品は期待できません。
でも、世の中には次々とヒット商品が生まれています。
そこには当然、伝え方や売り方の良し悪しが影響を与えているのですが、根本的に人間の欲求があるからこそ成り立っています。
ここに関しては不思議ですよね。
生きるのに最低限のモノは揃っているはずなのに、まるで欲しいもの、満たされたいものを探し続けているような感じです。
欲しいものが欲しいみたいな。
兎にも角にも、前提としてすでに多くの人は欲しいものは何もないと思っておいた方が間違いないのかもしれません。
そんな中、他社との差別化ポイントを見つけようとあれこれ悩む方も多いのではないかなと思います。
この時に1番注意しなければいけないのは、その差別化ポイントが、果たして本当に差別化ポイントになるかという点です。
一番やってはいけないのは、価格を差別化ポイントにすることです。
他社が同じクオリティの商品を3000円で売っているから、自社は2900円に値下げだ!としてしまうと、いたちごっこになり、体力がある方だけが生き残るサバイバル戦になってしまいます。
特別なブランドの商品があり、同じエリアでは他に販売している会社がないため、それを他社との差別化ポイントにする場合、他社が同じ商品を販売し始めたら、一気に差別化ポイントを失います。
この2つに共通していることは、いずれもお金を出せば差別化ポイントが買えてしまうということです。
他社がお金を積めば差別化ポイントを、簡単に奪えてしまうのです。
差別化ポイントを考えるときに、それはお金で買えるものか否かという判断基準を持っておくと良さそうです。
なので差別化ポイントは、お金で買えない別のポイントを探す必要があります。それはすなわち中身の部分・本質の部分です。
自社と同じような色形の商品を真似て、他社が販売を始めた時、見た目はいくらでも似せる事はできても、その商品の背景に抱えている物語や想いは決して真似する事はできません。
その商品が生まれるまでの背景や想い、その会社がそれまで培ってきた歴史、そしてそこで働く人などですね。
そんな本質的な部分の中から自社の差別化ポイントを見つけなければ、不毛な戦いを強いられることになります。
そして、差別化ポイントを見つけたのなら、もう自分たちを信じるしかありません。
差別化ポイントは、意外と自分たちの身近にありすぎてこれで良いのか迷う時もあるかもしれません。
でも大事なのは、一度決めた自分たちの価値を貫き通し、伝え続ける忍耐力です。
自分たちがその価値を一番に信じていなければ、到底相手に伝える事はできないのです。
差別化ポイントを見つけるときには、それがお金で買えることなのか否の判断基準を設けた上で、一度決めた自分たちの差別化ポイント=価値を信じて貫き通し伝え続けることが大切なんじゃないかなというお話でした。
それでは、また明日!
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ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
株式会社ポケット・株式会社アプリコットデザイン代表をしているナカムラです。
ブランディングを中心にWEB制作、各種デザイン制作などのクリエイティブを行っています。 高校卒業→小売業→開業→事業譲渡→転職→開業→転職→いまここ。 3度の独立・失敗&成功?を繰り返し株式会社アプリコットデザインを設立。お客様と一緒に課題解決のために常に全力疾走!線は細いが誰よりも熱い想いを秘めている!