JOURNALジャーナル
POSTED | 2020.11.02 CATEGORY | ホームページのこと
ホームページと想像力
こんにちは、お財布の中に久しぶりに1万円札が入っていて、少しお金持ちになった気分のナカムラです。
(´-`).。oO 基本大学生の財布の中と同じ
さて、今日はホームページと想像力というテーマでお話ししたいと思います。
ホームページの効果が無い、薄い、活用できていないという方にもってこいのお話しです。
僕らに問い合わせをいただく方は、ほとんど何かしらの課題をあって問い合わせをしていただきます。
課題の中での多くはホームページを上手く活用できていないという課題です。
ホームページをうまく活用できていない、すなわちホームページからの集客がうまくいってないという方は、何かしら斬新なアイデアと奇抜な作戦を求めている雰囲気です。しかし、それらのアイデアを考える前に、少し考えてみて欲しい事がいくつかあったりします。
今日はそのうちの1つをお話ししたいと思います。
以前から何度かお伝えしている通り、ホームページは魔法の集客ツールではありません。
だから、爆発的にヒットする魔法なんてありません。
ホームページのデザインを変えても、リニューアルしても爆発的に効果が上がるということは稀です。
それもそのはず、ホームページは基本待ちのツールで、消費者が何かしらのニーズを持った時、初めて検索を行い、その結果見つけてもらえる可能性があるというツールです。
なのでホームページの効果がないと嘆く前に、まずはこんな問いを持っておく必要があります。
それは消費者のことを、しっかりとイメージできているかという点です。
これがどういうことかというと、誰かにプレゼントを送る時と考え方が似てるような気がします。
誰かにプレゼントを送る時っていうのは、送る人の好みとか好きなテイストとか、好きなジャンルとかそういったものをしっかりと把握していなければ喜ばれるプレゼントを送る事は難しいですよね。
相手のことをよく知った上で選んだプレゼントは、気持ちがしっかりと伝わり、結果喜んでいただくことに繋がります。
これが例えば送る人のことを全く分からない状態であったらどうなるでしょうか。
一回も会ったことのない、しかも性別が男なのか女なのか、年齢がどれぐらいなのか、どんな好みがあるのか全く情報が無い中でプレゼントを選ぶのはなかなか困難な作業だと思うんですね。
これはもはやギャンブルに近いようなことだと思います。
この時、どうやら男性で20代後半、シンプルでスタイリッシュなものを好むっていう情報があったとしたらどうでしょう。送る人に一度も会ったことがないとしても、どうにかなりそうです。
100%喜ばれるようなプレゼントを送る事は難しいのかもしれませんが、ある程度の高確率で喜んでもらえるプレゼントは送ることができそうです。
相手の情報がイメージできていない状態では、なかなか狙い撃ちが難しいぞーということだと思うんです。
もっと踏み込んでみると、送る人の人物像に加えて、送る人が求めているニーズをしっかりと把握することが大事なんだと思います。
これと同じようなことがホームページでも言えたりします。
自分のところのホームページを見に来る人=自分のお客さんになりうる可能性を持った人っていうのは、どういうニーズを持っているのか、そしてどういう雰囲気を醸し出していて、どんな好みがあるのかって言う人物像をしっかりとイメージしていないと、伝えたい情報をきちんと届けることが難しいのかなと思うわけです。
ホームページの効果が薄いとなれば、奇抜で斬新なアイデアを模索したがるのですが、そのような奇抜で斬新なアイデアを考える前に、今一度自分のホームページに来るお客さんはどんな人なのかをしっかりとイメージしておくことが大事なんだと思います。
その上で、その人がどういう形でホームページに訪れるかについても、想像しておくことが必要なんじゃないかなと思うんですね
自社の今のホームページに、お客さんはどんな気持ちでどんな風に見つけて訪れるかっていうことを、一度想像してみたほうがいいかもしれません。
どの会社で買おうかを比較している状態だった場合、地名+商品名みたいな形で検索して訪れるとします。
その場合果たして、地名+商品名で検索した時に、自社のサイトへたどり着く事ができるのか。
たどり着いて、比較検討の中に入り得るのかどうかを一度調べてみても良いかなと思うのです。
自社にたどり着けない場合、お客さんはどうがんばってもたどり着けません。
すなわち、商品購入の段階で選択肢に含まれていない可能性があるということですね。
いやいや、自分のお店への導線はバッチリだとしたら、別の問題が浮上します。
選択肢の候補には入っているが、自社を選んでもらう理由が提示できていない、自社を選ぶ理由がないから他社で購入してしまうのです。
その場合、サイトに何かしらの原因があるので、想像力を120%発揮して想像してみると良いかもしれません。
まとめると、ホームページの効果が薄いと感じたときに、疑わなければいけない点は、自社のサイトに訪れるお客さんのイメージができているかどうか。そしてそのお客さんが、商品を購入したいと思った時に、自社を見つけてもらい選択肢に入っているかどうかを検証して、もし選択肢に入っているが選ばれていない場合は、他の理由があるから想像力を120%膨らまして仮説を立て改善していきましょうということです。
ホームページには正解がありません。
どんな人がどんな気持ちで何を目的に訪れているかの本当のところは誰にも分かりません。
だから、大切なのは常に想像力を膨らまして仮説を立てて改善していくという作業が必要不可欠なんですよね。
それでは、また明日!
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ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
23歳で独立し紆余曲折ありながらも3回の起業を経て現在に至ります。デザイン会社である株式会社アプリコットデザインと、ブランディングを主軸に"ワクワクする企業をたくさん作る"をミッションとした株式会社ポケットの運営をしています。取引先は個人事業主から誰もが知る大企業まで1000社以上。集客をお手伝いする立場であるので、まずは自社のホームページにおいて率先してWEB活用をすべきと今日も自社実験を繰り返しながら、営業マン0で年間500件以上のリード獲得に成功しています。目標はデザインとブランディングの価値をより多くの人に伝えながら、価値あるデザイナーを増やしまくる事でデザイン業界を変えたいと思っています!