JOURNALジャーナル
POSTED | 2020.10.23 CATEGORY | 経営について
無駄と生産性
こんにちは、休みがあったら何したい?と聞かれて「仕事したい」と言ったらスルーされたナカムラです。
(´-`).。oO 本気ですが何か。
今日は無駄と生産性というお話をしたいと思います。
皆さんは無駄と聞いてどんなイメージをお持ちですか?
多くの方は不要で、できれば避けたいものと言った具合に、どちらかというとマイナスな印象をお持ちだと思います。
無駄な人と過ごしたくはありません。
無駄な買い物はしたくありません。
これらの無駄っていう言葉は、大体時間に紐づいているような気がします。
無駄な人と過ごしたくないということは、無駄な時間を使いたくなくて。
無駄な買い物をしたくないということは、買ったものが無駄だったら、選んでいる時間、使っている時間、後悔している時間が全て無駄になるということですね。
自分にとってメリットのない時間を使う事が「無駄」なのかもしれません。
時間というものは全ての人に平等に与えられたもので、特定の人だけが時間を多く使えるわけではありません。
だからこそ人は時間を大切にしたいと思い、無駄な時間を搾取されたくないと思ってしまうのではないでしょうか。
自分が無駄な時間を使う分には自己責任なので全く良いのですが、ここに第三者が入ってくると、自分の時間だけではなく、相手の時間も奪ってしまうことになるので注意が必要です。
会社運営の中にも無駄という言葉によく遭遇します。
「もう、君は無駄な時間を使って!」
「そんなこと人に聞く前に自分で調べてよ、無駄な時間をとらせないで!」
などなど。
会社でいうところの無駄とは、時間の他、お金に換算されます。
そして、それらの多くは生産性という言葉に変わります。
無駄な時間を排除して、生産性を上げよう!となるわけです。
当然無駄なものは排除して、効率化を求めたほうが良いと思います。
だけど注意しなければいけない点は、無駄なものかどうかっていう事をちゃんと見極めることだと思っていて、
無駄なものだと判断したものが実は無駄じゃなかったって言うことも多分にあるのかなと思います。
しかし、無駄かどうかっていうのを判断するのってすごく難しいことだと思っています。
だから、何を持って無駄なのかという判断基準を設けておく必要があります。
当時は無駄だと思っていた事が、数年後に実は無駄じゃなかったと気づく事ってよくあると思います。
無駄か無駄じゃないかを判断する時、時間軸も一つの基準として持っておいても良いのかなと思うのです。
例えば、AさんとBさんの二人のアルバイトがいて、Aさんはその日1日だけのアルバイト、Bさんは永続的に努めてくれるアルバイトです。
その時、二人がおんなじ一般的にいうところの無駄な作業をおこなってしまったとします。
1時間かかる作業を2時間かけて作業してしまったのです。
Aさんはその日だけの存在なので、1時間でできる作業を2時間かけておこなってしまったら、それは無駄だよねという判断になります。
でもBさんの場合はどうでしょうか?その日は無駄な作業をおこなってしまったけど、それを教訓に明日は同じ過ちをおかさない為に仕事への取り組み方を変えて1時間で作業を終えられる可能性が高まります。
それってBさんの経験値になり、会社としての資産にもなるわけです。
この余分な1時間を投資と考えると、無駄ではないよねという判断になったりします。
やみくもに無駄としてそれを排除してしまうと、結果、数倍に膨れ上がった無駄な時間が返ってくるということも多分にあります。
その時の感情や状況で無駄とせずに、長期的な視野で無駄かどうかを判断する事も大切なのではないかなと思います。
- WRITED BY
- プロフィールはこちら
ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
23歳で独立し紆余曲折ありながらも3回の起業を経て現在に至ります。デザイン会社である株式会社アプリコットデザインと、ブランディングを主軸に"ワクワクする企業をたくさん作る"をミッションとした株式会社ポケットの運営をしています。取引先は個人事業主から誰もが知る大企業まで1000社以上。集客をお手伝いする立場であるので、まずは自社のホームページにおいて率先してWEB活用をすべきと今日も自社実験を繰り返しながら、営業マン0で年間500件以上のリード獲得に成功しています。目標はデザインとブランディングの価値をより多くの人に伝えながら、価値あるデザイナーを増やしまくる事でデザイン業界を変えたいと思っています!