JOURNALジャーナル
POSTED | 2020.09.28 CATEGORY | ブランディング
自分たちらしさが大切
こんにちは、ホームページのデザイン案をプレゼンする際、「自分たちらしいです!」って感想が最高の褒め言葉だと思っているナカムラです。
さて、今日は「自分たちらしさは大切だよ」というテーマでお話ししたいと思います。
僕はデザインを作る際、「らしさ」を大切にしています。
ブランディングにおけるデザインの役割は「自分たちの他にない良さ」を視覚的要素として伝わりやすく表現し、それを一貫性をもって伝え続ける為にとても重要になってきます。
ちょっと難しい表現かもしれないので、分かりやすくするとこうです。
人は文章よりも色や形・音・匂いの方が印象に残りやすく、記憶に残りやすいのです。
例えば自分たちを「誰よりも優しい集団」として周囲に印象付けたい場合、色はピンク、形は丸にすることで優しい印象を与える事ができます。
そして、自分たちの色はピンクで形は丸だよーと、名刺やホームページ、広告・看板などで一貫性を持って伝え続ける事で、ピンクで丸をみたら、あの人たちだ!と思い出してもらう事ができるんですね。
この様に色と形で自分たちを表現した象徴的なアイテムが「ロゴマーク」です。
Mのマークで黄色と赤といえば「マクドナルド」を思い出すのと一緒です。
伝わりやすくして伝え続ければ、時間はかかりますが徐々に認知されていきます。
でね、ここで大切なのは「自分たちらしい」かどうか。
ピンクと丸で「誰よりも優しい集団」として周知されたとしても、実際に仕事を依頼してみると「優しさ」よりも「強い」印象を受けた場合、違和感を感じると思うのです。ピンクというよりは青、丸というよりは三角じゃない?みたいな。
最初に抱いていた印象と実際の印象にギャップがあることって、みなさんも日常の中で感じた事があるかもしれません。
僕はこの違和感・ギャップはなるべく少ない方が良いと思っています。できる限り印象通りだねって思われた方がよいと思うのです。
意図的でなく、まぐれでギャップが「たまたま良い方に働いた」は再現性が低いのでやめた方が良いです。
そしてもう一点、その「自分たちらしさ」が他にないものである事がとっても重要なのです。
「誰よりも優しい集団」が1万団体いたら、もはや「普通」以外の何者でもありませんから。
まずは「自分たちの他にない良さ」を見つけ、それらを伝達しやすい色形にして伝え続けることで、ギャップや違和感のない「自分たちらしさ」を周知していく事ができます。
自分たちらしさ、自分たちらしいかどうか、常に頭の片隅に入れておきたいものです。
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ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
株式会社ポケット・株式会社アプリコットデザイン代表をしているナカムラです。
ブランディングを中心にWEB制作、各種デザイン制作などのクリエイティブを行っています。 高校卒業→小売業→開業→事業譲渡→転職→開業→転職→いまここ。 3度の独立・失敗&成功?を繰り返し株式会社アプリコットデザインを設立。お客様と一緒に課題解決のために常に全力疾走!線は細いが誰よりも熱い想いを秘めている!