JOURNALジャーナル
POSTED | 2020.09.07 CATEGORY | ブランディング
共通言語という呪文
こんにちは、コンビニで買うものはないけど、ちょっとトイレを借りようとしてお店の中に入った際に、店員さんに笑顔で「いらっしゃいませ」と言われたら、200%何か購入してしまうナカムラです。
(´-`).。oO 気が弱いのです
本日は「共通言語という呪文」という意味不明なテーマでお届けします。
打ち合わせの際に大切にしていること
僕はお打ち合わせの際に、いくつか気をつけていることがあります。その一つが「お客様と同じ言葉で話すこと」を心がけています。
これ、どういうことかというと、例えばホームページの説明をする際に、ドメイン(サイトのアドレスのことね!)というワードを話の中に含ませるとき、ネットに詳しい人には「ドメイン」、詳しくない人には「サイトのアドレスでURLで、あのhttpのやつです」と伝えるように心がけています。ネットに詳しくない人に対して「ドメイン」という言葉を使わないということです。
どうしてかというと、そもそも詳しくない人に難しい用語を連発してしまったら、ドン引きされて結果、壁を作られてしまう可能性があるからです。業界の中にいると、どうしても業界用語(業界の中では当たり前の用語)を使いがちになってしまうので注意が必要だと思っています。
弁護士先生に相談に行ったら、いきなり「民法第594条、同法第616条の賃借人はziuout%&:;++」と言われてパニくってしまうのと同じですね。
共通言語で会話をする事によってコミュニケーションの質が格段に向上します。
ブランディングにおける共通言語
共通言語といえば、ブランディングにおいても共通言語は重要です。強いブランドを作るには、ブランドイメージを言語化して、共通言語としてもっておく必要があるのです。
ラーメン店で例えてみましょう。店主は、「地域の心の拠り所になりたい」という思いで事業をはじめました。しかし、働いているスタッフは、この理念に対して三者三様の捉え方をしており、とあるスタッフは「お客様に干渉せずに心が静かに落ち着ける」ような接客をしようとして、とあるスタッフは「いつでも元気にハイ喜んで精神全開」で接客しようとしている。こうなると、来店する時間帯によっては静かな接客だったり、元気な接客だったりとチグハグしてしまい、結局どんなお店なのかよく分からなくなってしまいますよね。
(´-`).。oO 僕は静かにそっとしておいて欲しい派
これが例えば「訪れるたびにお腹も心も満たされるラーメン店」というキャッチコピーを掲げたらどうでしょう?
(´-`).。oO 想像してみてください。
目に見えないブランドイメージを言語化・共通言語化することで、接客に一貫性が生まれます。一貫性が生まれる事で、ブランドのイメージが顧客に伝わりやすくなるってことです。
共通言語を使用することを意識して取り入れるとよいかもしれません。
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ナカムラ ヒロキ
ブランドマネージャー1級/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士/ドッグホリスティックケアカウンセラー
株式会社ポケット・株式会社アプリコットデザイン代表をしているナカムラです。
ブランディングを中心にWEB制作、各種デザイン制作などのクリエイティブを行っています。 高校卒業→小売業→開業→事業譲渡→転職→開業→転職→いまここ。 3度の独立・失敗&成功?を繰り返し株式会社アプリコットデザインを設立。お客様と一緒に課題解決のために常に全力疾走!線は細いが誰よりも熱い想いを秘めている!